カジノはペンでお金に印を付けている？

偽札は冗談では済みません。 

世界のどの地域でも、銀行を除けばカジノは最も収益が大きく、人々の間で多くのお金のやり取りが行われている最大規模の業界です。そのため、カジノは常に、どの通貨を使っているかに関わらず、プレイヤーが負けて失ったお金、そして勝って何倍にも増やしたお金が正当なものかどうかをチェックしています。カジノで扱われるお金が偽札でないということは非常に重要です。偽札が出回ればカジノの評判に傷が付き、大きな損失に繋がる可能性があるからです。 

多くの人が抱いている疑問の１つに「カジノがお金にペンで印を付けているのか」というのがあります。そのお金が偽札なのか、印が付いているのかどうやって見分けるのでしょうか。実際のところ、カジノで働く人々は偽札の見分け方を身に着けるトレーニングを受けてからでなければ、お金を扱わせてもらえません。このトレーニングにより、特にカジノを利用するプレイヤーの手に偽札が渡らないように、彼らは対策を行うことができるのです。 

偽札を見破る１つの簡単なテクニックとして、光に透かして見るという方法があります。これは偽札を見分けるための最も基本的な方法ですが、判別には高いスキルを要します。この素早く実施できる判別方法は、現金を承認するのに多くの時間を費やす必要がないので、プレイヤーを待たせてイライラさせることもありません。 

また、ペンでお金に印を付けるのも偽札を素早く見分けるテクニックの１つです。これが先程の答えになります。カジノの従業員が使っているのは、見えないインクを使用した特殊なペンなのです。一方スロットの専門家であるジョン・ロビンソンによると、従業員といえどもディーラーはペンでお金に印を付けることはないようです。ディーラーは、偽札でないかどうか自分でチェックするだけです。特殊ペンには木材ベースの紙に含まれるデンプンに反応するヨウ素溶液が含まれており、反応すると黒いシミが残ります。この溶液は、リネン素材を使っている本物のお札にはシミを残さないとロビンソンは説明しています。これは「通貨証明ペン」として販売されており、オフィス用品点などで購入することができます。 

こうした手早く行える手法の他にも、カジノはスキャナー、カメラ、紫外線チェッカーなどを使って誰もが偽札の心配をせずにカジノを利用できるように対策を行っています。